愛される学校づくりフォーラム2013 in東京
会場は東京ビッグサイト。 午前中は「校務の情報化」について。寸劇形式というユニークな発表。「あるある、こういうの」とうなずいたり、苦笑したり…。午後は、模擬授業対決。挑戦者はわがみちのくの佐藤正寿先生。受けて立つのは名人有田和正先生。社会科授業の達人と名人の対決。二人とも、子ども(役)への対応が見事だった。
有田先生は、厳選された資料(3つ)で、じっくり考えさせる授業。佐藤先生は、ICTを活用し、テンポ良く進め、考えさせる授業。二つの模擬授業の共通点は、最後は「日本が戦後68年間、戦争をしていない理由」を考えるというもの。異なる点は、佐藤先生は「日本の領土面積の変化」から、有田先生は「戦争参加国と中立国」「戦死者数」からアプローチしていることである。
堀田龍也先生がコーディネーターをつとめたパネルディスカッションも大変勉強になった。
有田先生が定義する社会科の学力とは、「社会の変化に対応し、新しい知識や技能を創造し続けていく力」のこと。有田先生は、今の教師に一番足りないのは「対応の技術」だと主張されていた。対応によって子どもの思考を深めることで、表現が豊かになる。もう一つの主張は、「資料を厳選する」こと。資料を子どもに見つけさせるようにすることで力が付く。
さて、このシンポジウムの結論(のようなもの)は、「ICTは必要な時だけ使えばいい」ということ。
これは前から分かっていたことだが、二つの模擬授業とシンポジウムを通して、深く実感できた。
最後に…。「ICTは嫌いなんだよね」と公言してはばからない有田先生に、「ICTもけっこういいんじゃない」と、言わせようと話をふる佐藤&堀田のかけあいも面白かったデス。
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